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【例文】公務員試験での保健師の志望動機はどう答えるか【面接】

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【例文】公務員試験での保健師の志望動機はどう答えるか【面接】

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自治体の保健師の数は増加している

近年、これまでの保健分野に加え、介護保険法や虐待防止関連法の制定などの整備が相次ぎ、保健師の活動分野の多様化・役割の増大が進んでいます。

この結果、自治体で働く保健師数は年々増加し、現在、常勤の保健師は約3万8千人となっています。

自殺対策や児童虐待防止、新型コロナによる保健所の体制強化など、今も増え続けている状況です。

 

保健師の受験倍率

保健師の倍率はあまり高くはありません。
資格が必要な点と、上記の求められる人数から、都市部の県庁などでは約2倍程度の倍率が主流です。

令和5年度採用の倍率

東京都庁 1.8倍

埼玉県庁 1.4倍

横浜市役所 2.9倍

都庁なども面接まで行けば3分の2は合格する状況なので、面接に苦手意識があってもしっかり準備すれば恐れる必要はありません。

公務員としての保健師の仕事

都道府県庁の保健師の仕事

県庁の保健師の主な仕事は、地域の公衆衛生活動の拠点となる保健所で、さまざまな業務に携わることです。

 

多くは具体的には、以下のような仕事があります。

 

母子保健事業

妊娠・出産・育児に関する相談や支援、児童虐待や発達障害などの問題に対応します。また、保護が必要な児童の対策協議会の支援など子どもの保健福祉に関する業務も行います。

 

近年充実してきている取り組みとしては、不妊に関する支援があります。

不妊検査費や不育症などの検査費を補助する市町村に対して、県が補助金を出すなどの事業が多く実施されています。

 

感染症・結核対策

感染症の発生調査や予防の啓発活動、定期的な健康診断での感染症早期発見などを行います。また、結核患者の治療や生活支援、濃厚接触者の追跡調査なども行います。

新型コロナウイルスの流行時は、保健所が問い合わせ先になっており、残業も多く大変な状況となりました。

様々な相談がまずは保健所に寄せられることが多いです。

 

HIV・難病対策

HIV感染者やエイズ患者の医療や福祉の支援、HIV検査や相談の実施、HIV感染予防の啓発活動などを行います。

難病については「指定難病」とされる病気が数多く存在します。これらに対しては医療費の助成があり、その申請窓口は保健所となっています。

患者やその家族からの申請方法についての相談や支援、難病の情報提供や研修なども行います。

 

精神保健福祉対策

精神障害者やその家族の相談や支援、精神障害者の地域生活の促進、精神障害者の就労支援や作業所の設置などを行います。また、精神障害者への偏見や差別をなくすための啓発活動や研修なども行います。

心の健康の保持・向上も含めた広い意味での精神に対応する分野を受け持っています。

現在は、精神保健福祉センターという名称で精神保健に特化した施設を設置するなど、理解の広がりとともに支援も拡充されています。

 

これらのように、県庁の保健師は、地域の健康課題を把握して、その解決のために広域的、専門的、技術的に対応することが求められます。

また、市町村の保健センターや医療機関などと連携して、地域の保健福祉事業の運営や支援も行います。

 

市役所の保健師の仕事

市役所の保健師の仕事は、その自治体における地域の保健活動全般に携わることです。

県庁は難病などの分野や、地域をまたぐ事業に関わる仕事が多いですが、市町村の保健師は地域に根差した「保健センター」などで身近な相談等の業務を行います。

具体的には、以下のような業務があります。

 

病気の予防

特定健診、がん検診、予防接種などを実施し、生活習慣病や感染症などの予防や早期発見に努めます。

 

母子の健康管理

妊娠・出産・育児に関する相談や支援を行い、母子手帳の交付や乳幼児健康診査などを行います。また、児童虐待や発達障害などの問題に対応することもあります。

最近は「産後うつ」なども話題になっており、産後ケア事業を各自治体で充実させる動きがあります。

子供の予防接種などの案内も市から送ります。外国人の親子も増えており、こうした案内を分かりやすく届けることなど、細かな気配りも必要な仕事です。

 

一般成人、高齢者、障害者の健康相談

健康に関する悩みや不安に対して、個別や集団での相談や指導を行います。また、在宅で介護を受ける人や精神障害者などの生活支援も行います。

 

健康増進事業の企画・実施

地域の健康状況やニーズに応じて、健康教室やウォーキングなどの健康づくりの活動を企画・実施します。

 

保健師の志望動機の例文

住民の健康増進に関する志望動機

私は、地域住民の病気を未然に防ぐことに取り組みたいと思い、〇〇市を志望しました。

現代では寿命自体は伸びているものの、高齢で寝たきりの方や鬱などの病気に悩まされる方など、健康に過ごせない方が多くなってきています。

1人が病気などになってしまった場合でも、その家族や周囲の人にも負担がかかるなど、影響は大きいく、それを防ぐことは市全体を豊かな地域にする上で必要不可欠です。

○○市でも、検診等の実施や周知、母子の健康管理など健康増進にかかる取り組みを幅広く推進されています。

私も生まれ育った〇〇市で、住民の皆さんに自分からアプローチし、健康に幸せに障害を過ごすための力になりたいと考え、志望しました。

 

 

より具体的な内容を質問されたら?

どういった事業をしているかは厚生労働省のサイトから調べられます。

特に、年々変わる国全体の課題について、最初に指針を決めるのは国なので、こちらのサイトを見てみるのがいいでしょう。

その他にも受験する市の広報誌などに載っている取り組みを調べておくと、話題に挙げられていいと思います。

 

模擬面接を受けない人はこの本だけ読む!

模擬面接を受けない人は、「9割受かる」の本だけ読んでおきましょう。

飛び道具的な裏ワザがあるわけではありませんが、この本の内容をきっちり実践できれば合格はかなり近いと思います。

面接の座席配置の例などが載っていることなど、「あ、それ知りたかった」という内容が多くあり、とても役に立ちます。

まずはこの本をひと通り読んで、不安があれば模擬面接を考えてみるのもいいでしょう。

 

その他の志望動機の例文

やりたい仕事や志望先が絞り切れていない方は、次の記事でその他の具体例を紹介しています。

違った視点の動機をいくつか見てみるのも必ず役に立ちます。

【例文集】公務員試験の志望動機の具体例!自治体別・業務分野別に例文を紹介

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色々な角度から公務員の仕事を見つめて、うまく志望動機を表現できるようになることを祈っています!

  • この記事を書いた人

かもしま

◇現役の県庁職員
◇公務員の前は民間企業(不動産)勤務
◇県庁採用試験は1ケタ順位合格
◇1児の父として子育てに奮闘中!

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