公務員試験の面接の準備をしていて、「市役所ってなんて呼んだらいいんだろう」と疑問に思う人は多いと思います。
僕も実際に採用試験を受ける際には悩みました。
この記事では、そんな皆さんに公務員から見ても違和感のない、自然な呼び方についてお伝えします。
目次
御社はNG!つい言わないように
まずは「御社」は誤りなので、使わないようにしましょう。
御社は株式会社等の企業に使う言葉です。
民間企業と併願している方は、つい間違えないように気を付ける必要があります。
面接官としても、「あ、間違ってるな」とほとんどの人が気づくはずです。
「御市」「御県」は不自然?
会社の場合は「御社」と呼ぶことが多いと思います。
そのまま役所に当てはめると、「御市」「御県」「御庁」などとなります。
一見、大丈夫そうにも見えますが、このような言い方は県庁で働くなかで聞いたことがほぼありません。
あるとしても、お堅い書面で御庁などと出てくる程度です。
「恩師」のような同音異義語もあり、面接官もそこが気になって次の話が入ってこないことも考えられます。
よほどこだわりがなければ、面接の場で話す際は避けた方がよいでしょう。
「〇〇市」「〇〇県」で問題ない
外部の会社などが市役所や県庁を呼ぶ際はどう呼んでいるでしょうか。
最も多いのは「〇〇市様」「〇〇県さん」といった、そのまま呼ぶ形だと思います。
面接の際も自治体の名称をそのまま言うのでも失礼には当たりません。
「〇〇市では~~な事業をされており、魅力に感じました」
などの言葉であれば、違和感は全くありません。
面接官も、仕事で付き合う相手から「〇〇市さんは~」とか「〇〇県さんの取り組みが~」のような言い方を常にされているので、受験生から同様に呼ばれても問題ありません。
社団法人・財団法人などは何と呼ぶ?
このような団体に対しても、呼び方は迷うことと思います。
僕も仕事で書類を送るときに、「貴法人…?」と違和感を感じて悩みました。
こちらも市役所や県庁と同じく「社団法人〇〇」の〇〇様の部分で呼ぶ形でいいと思います。
「〇〇協会様では~をされており~」といった話し方です。
これを聞いて失礼と感じる人はいないはずです。
面接での受け答えをイメージする
面接の際にどのような流れで相手の団体名を言うか、イメージしてみましょう。
・「〇〇では~~をしており…」
・「~なことから〇〇を志望しました」
といった特徴をあげる際や、志望動機を話す際が主で、ほかにはあまり呼ぶ機会はないのではないでしょうか。
何度も繰り返し違和感のある呼び方をされれば、相手も気にするかもしれませんが、2~3回では評価に影響するほどのことにはなりません。
失礼のないようにすることは大事ですが、あまり気にしすぎなくてもいいでしょう。
口に出して違和感がない言い方を
面接の際に、自分が違和感を持った言い方を使うと、スムーズに言葉が出なくなります。
最後は、自分がスムーズに話せる言い方をすることを心掛けましょう。
明らかに間違ったことを言わなければ、多少の言い方の違いは気になりません。
リラックスして面接に臨んでくださいね!
志望動機の例文
面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが志望動機です。
下記の記事で志望動機の具体例を紹介しています。
違った視点の動機をいくつか見てみるのも役に立つと思います。
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面接のマナーなどについて
基本的な面接のマナーなど、公務員試験の面接についての本を読んでみるのもおすすめです。
飛び道具的な裏ワザがあるわけではありませんが、内容をきっちり実践できれば合格はかなり近いと思います。
面接の座席配置の例などが載っているなど、「あ、それ知りたかった」という内容が多くあり、とても役に立ちます。
読んで損はない一冊です!