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県庁から市役所への転職は可能?実は評価はプラスにもなる!

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県庁から市役所への転職は可能?実は評価はプラスにもなる!

県庁から市役所への転職。

仕事内容、通勤時間、色々な面で市の方が魅力的に感じることがあると思います。

僕自身、県庁へ入ったものの「市役所にしとけばよかったな」と少し後悔しているクチです。

ですが、実際に県庁から市役所へ転職することは可能なのでしょうか?

民間企業から県庁への転職を経験し、県庁では毎日のように市役所へ行き、密接に仕事をした経験から考えたことをお伝えします。

 

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採用を敬遠されるって本当?

「市役所は県庁からの転職者の採用を避ける」

という噂を聞いたことがあります。

結論から言うと、そんなことはありません。

たしかに仕事上、県庁からの指示で動くことが市役所の仕事ではよくあります。

そのため、立場上は県の方が上に感じることも多々。

同じ県内の市役所ともなれば、県に対して嫌なイメージを持っている職員もいないことはないでしょう。

ですが、採用現場において影響するようなことはありません。

 

僕の周りでも、実際に県庁から同じ県内の市役所に転職した人間がいます。

面接で「県の方が市より上である」というような意識を見せたりしたらもちろん問題です。

県ではなく市町村だからこそできる仕事をやりたいと、しっかり伝えることが出来れば、採用を敬遠されるようなことはないでしょう。

「受けるだけ無駄なのでは?」などとは不安に思わずに、前向きに転職を考えていいと思います。

 

 

プラスの評価をされるポイント

県庁から市役所への転職。

採用においてプラスに評価されることはもちろんあります。

民間企業出身者の知見が欲しいという自治体も増えていますが、県出身だからこそのメリットもあるのです。

 

県との繋がりを持っていること

これは実際の仕事をする際にとても生きる部分です。

たとえば補助金関係の業務。

市の予算編成の作業は、県の予算によって大きく変わってきます。

県からどのようなお金が回ってくるか、県に任される仕事にどんなものがあるか、色々なことが県によって左右されるからです。

 

その点、何か疑問があったときに県に気軽に話を聞ける人物が身内にいたらどんなにありがたいでしょう。

県庁の立場で考えると、

「この補助金、対象になるのか○○省に聞いてみますよ。知り合いいるんで」

とかいう人がいたらスーパー助かりますよね。

県とのパイプという面も、面接の流れによってはアピールしてもいいのではないかと思います。

「県と市どちらも知っている立場だからこそ、国や県の施策を効率よく住民サービスに繋げる仕事ができると思っています」

ということを話してもいいですね。

 

役所の仕事を知っていること

これは他の民間企業経験者との差として強いところです。

僕自身、民間企業から県庁への転職組ですが、企業と役所というのは業務の進め方などが全くと言っていいほど違います。異世界といっていいレベルです。

 

予算編成の感覚、文書作成の意義、役所に入って理解できてくるまでに5年くらいかかった気がします。

議会の仕組みなどは特に難しいですよね。

そういった点で、市役所に入ってすぐに役所の仕事の流れを理解していることは、大きな強みになります。

 

ポイント

・役所の仕事を理解している人材は貴重!

・県とのパイプは市の仕事において重宝される!

 

 

ちょっとしたデメリット

仕事については、県と市は違えど役所を経験している時点で、イメージと大きく異なることはないと思います。

それ以外に県から市への転職にデメリットがあるとしたら、以下のような点かと思います。

 

県庁からの出向者

市役所には県庁から派遣されてくる職員がいます。

市の大きさにもよりますが、若手の職員でも市役所では課長職など要職に就く形で派遣されます。

そんな時に、同年代あるいは年下の県職員が上司になる可能性があります。

「なんだそんなことか」と思える人も多いでしょうが、僕はつまらないプライドが邪魔して耐えられないと感じてしまいます。

たとえば、小さめの町役場であれば、30代後半くらいの県職員が課長として派遣されることがあります。

あるていどの規模の市でも、県庁で50歳前後の職員が副市長になることがあります。

いくつになっても自分のすぐ上に県職員がいる可能性があることは嫌な人には嫌な要素でしょう。

 

給料が下がる場合も

これは地域手当の差によるものです。

自分が転職を考える市役所の地域手当は、何よりも先にチェックすべきでしょう。

注意ポイント

何はともあれ地域手当をチェック!

たとえば、基本給が同じ30万円、県の地域手当が10%、市役所が5%だったとすると単純計算で

県:33万円

市:31万5千円

と毎月1万5千円の差がつくことになります。年間で見ると20万円以上です。

これが基本給が上がるほどに差がついてきますので、トータルで見ると数百万円の収入減少になります

たかが数パーセントと思わずに、地域手当はしっかり比較しましょう。

 

 

両方受かっていたらどちらに入るべき?

公務員試験を受ける際、多くの人が県庁と市役所の両方を受験すると思います。

もし両方合格した場合、どちらに入庁するか迷いますよね。

その場合、「入庁してみて、イメージと違ったらもう片方に転職する」ということも不可能ではありません。

労働条件や場所など、どちらかに決める決め手が全くなければ、僕はまずは県庁に入ってみるほうがいいと思います

 

やはり仕事において、県庁から補助金を出したりと、市役所より県庁の方が立場が上のケースが多いです。

転職するにあたっても県庁で仕事をしていたつながりが活きる場面が多く、市役所での仕事がやりやすいことと思います。

 

 

まとめ

転職の経験、県庁で県と市の関わり方を見てきた僕が思う「県庁から市役所への転職」についてまとめると、以下のようなかたちになります。

県庁から市役所への転職

  • 採用で敬遠されることはない
  • 県とのパイプや役所業務の知識は市での仕事でも強みになる!
  • 給与が減らないかなどデメリットになり得る点はまずチェック!
  • 転職も可能なので「まずは県庁」という視点も!

より良い仕事や、生活を求めてのポジティブな転職は、必ず周りも見てめてくれることと思います。

ぜひ前向きに考えてみてほしいと思います!

  • この記事を書いた人

かもしま

◇現役の県庁職員
◇公務員の前は民間企業(不動産)勤務
◇県庁採用試験は1ケタ順位合格
◇1児の父として子育てに奮闘中!

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