「公務員試験の面接を受けるには、まず何を準備したらいい?」「模擬面接は必要?」
まずは、やるべき準備が網羅されている予備校の資料を一読するのがおすすめです!
公務員試験の面接で最もよく聞かれる質問のひとつが自己PRです。
どのような経験や能力からPRするか、悩む人は多いと思います。
以下では、「リーダーシップ」をテーマに自己PRをする場合のポイントや回答の例文を紹介します。
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基本的なマナーなど、面接については「9割受かる」の本を読んでおけば間違いなし!
飛び道具的な裏ワザがあるわけではありませんが、この本の内容を実践できれば合格はかなり近いです。
座席配置の例などが載っているなど、「あ、それ知りたかった」という内容が多くあり、とても役立ちます!
目次
リーダーシップはPRポイントとして有効?
公務員試験においてリーダーシップは十分にアピールできる素質です。
公務員はどちらかというと事務処理を丁寧に行うような仕事を想像するかと思いますが、一方で期限が短く、誰かが力強く牽引する必要がある仕事や、他部署を含めた統率をする立場の仕事など、リーダーシップを発揮する機会が多くあります。
どのようなシーンで生きるかは下でも書いていますが、リーダーシップがあるということは、公務員試験においては十分にアピールポイントとして使うことができます。
リーダーシップを生かせる公務員の仕事
多くの部署と連携したプロジェクト
役所にはとても幅広い分野の部署があります。
例えば、脱炭素などの環境問題について考えると、
森林を守る点では環境や林業関係の部署。
企業の温室効果ガスの排出を抑える点では産業系。
上下水道の処理施設などはかなりの量の電力を使うため、そういった部署も関係します。
自治体として「二酸化炭素の排出を減らすぞ!」と叫ぶとしたら、それらの部署をまたいだプロジェクトチームがつくられます。
そうした部署をまたいでコミュニケーションを取る機会というのは想像以上に多く、幅広い立場の人の意見を聞き、まとめることのできるリーダーシップを持った人材は必要不可欠です。
若い部下を多く統率する部署
例えば、生活保護のケースワーカーや、税金関係の事務所など、新卒を中心に若い職員が多くいる部署が数多くあります。
そうした部署で若者をまとめるのは、実際は30代のこれまた若い職員のことが多いです。
僕の周りでは、30代前半で6人の部下をまとめて仕事をしている人もいます。
年功序列のイメージが強い役所ですが、若手のうちから部下を持つことも多く、学生生活にリーダーを経験したような人はその能力を数年後から生かす機会があるといえます。
自己PRの具体例を紹介!
私は、これまでの経験から身に付けたリーダーシップを生かして、○○市に貢献できると考えています。
大学時代、部活動の大会で結果が出ず、皆の雰囲気も悪い時期がありました。
私は異なるポジションの選手間での関わりに改善できる点があると考え、それぞれの選手から話を聴き、繋がる場を設けることでその課題を解決したことがあります。
そうしたこれまでの経験から、単に自分が実行してみせるリーダーではなく、異なる立場の人をまとめるためのリーダーシップを身に付けることができました。
市の業務でも、様々な異なる立場の方との連携が必要なのではないかと思います。
そんな時、住民のために最善の形となるよう物事を調整することが、市役所の大切な仕事なのだと考えます。そうした仕事に、私のリーダーシップを生かしていけると考えています。
エピソードは質問の余地を残す
上記の例文では、結局どんな経験をしたのかよく分からないと思います。
ですが、これ以上長く話すと回答がダラダラとして感じてしまいます。
「実際にどんな課題を解決したんですか?」
「具体的にどんな場面で生かせると思いますか?」
など、予想できる質問への回答を準備しておけるといいでしょう。
「あなたの長所は?」とは違う答えを
よくある惜しい回答が、「私は○○してきたので、○○力があります」で終わってしまうものです。
これは、長所を聞かれた場合のために用意していた回答だと思いますが、「自己PR」と「長所」は違う回答を用意するべきです。
つまり、長所と併せて話すとしたら、
「私は○○してきたので、○○力があります」
「もし○○市に採用していただけたら、こんな仕事で○○力を生かして貢献できます」
という流れがいいでしょう。
PRはすなわち「自分を売り込む」ことです。
「この服はいい生地を使っています」
とだけ言われるよりも、
「伸縮性があって、汚れも落ちやすいので、アウトドアが好きな貴方におすすめです」
と相手の立場で欲しくなる内容を伝えるのが重要です。
ポイント
自己PRでは「自分が自治体に入ったらこう役に立つ!」という内容を話す!
自己PRで見られること
自信を持って話しているか
まずは、自信を持って話せているかどうかが大切です。
自己「PR」ですから、自分を売り込むことが前提になります。
公務員の仕事でも、例えば次のような売り込み、営業的な仕事があります。
・地元企業や名産品の海外への販路開拓
・自治体内の敷地への企業誘致
・職員採用試験の受験者数増加
真面目さ、堅実さが公務員のイメージかもしれませんが、ハキハキと自信を持って物事を伝えられる職員は貴重で、求められる人材です。
自己PRの質問は、そういった人材を欲しがっている証拠ともいえます。
分かりやすく伝えられているか
話の分かりやすさも大事です。
・結論から話す
・なぜその点がPRできるかの理由を伝える
・長く話しすぎない
ことなどが大切ですが、特に1つ1つの文章を短くすることが重要です。
緊張すると、
「○○が○○で、○○だったのですが、○○を○○して○○することで○○し、○○を…」
と長文になってしまう人が多いです。
文章を短く切ると、話のテンポも良くなり、内容も分かりやすくなります。
志望動機の例文
自己PRとともに必ずと言っていいほど聞かれるのが志望動機です。
下記の記事で志望動機の具体例を紹介しています。
違った視点の動機をいくつか見てみるのも役に立つと思います。
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【例文集】公務員試験の志望動機の具体例!自治体別・業務分野別に例文を紹介
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