公務員への転職を目指して勉強し、筆記試験を突破。
最後にくるのは面接ですが、どんな服装で行くか、迷うところです。
なぜなら、経験者枠でなければ、ほかの受験生の多くは新卒の大学生。
リクルートスーツの集団の中、自分だけ社会人感のある服装はどうなんだろう…
今回は、実際に試験を受けた経験と、県庁で働いているなかでの職員の服装から、ベストな服装を考えてみたいと思います。
夏の面接でジャケット着用は少数派
公務員はおおむね5月から11月まではノーネクタイ、ノージャケットで働いています。
いわゆるクールビズです。
公務員試験もほとんどはこの期間中に行われるので
「クールビズでお越しください」
などと案内にも記載されていると思います。
この案内、素直に信じていいのか迷いますが、実際にほとんどの受験生がジャケット無しでくるので安心して大丈夫です。
ただし、ジャケットを着ていても問題はありません。
10月や11月に市役所などの面接があるのであれば、着用して悪いことは全くないです。
要するに、汗だくで相手に不快感を与えるようなら脱いだ方が100倍マシ、といったところ。
7~9月であれば見ているだけでも暑苦しいので、脱いだ方が無難でしょう。
スラックスの柄や色について
新卒の就職活動では無地の濃紺リクルートスーツが9割を占めていると思います。
ただ、実際に社会で働いていると、そんな無骨なスーツは意外と持っていなかったりします。
結論としては、薄めのストライプやチェックであれば問題ありません。
あまり主張の強いものだと避けた方がいいと思います。
役所はファッションに無頓着な人の割合がとても多いです。
真っ黒なスーツと白いシャツしか持っていないような人が半数くらいいます。
民間企業で見れば普通の服装も、チャラく見えてしまう面接官がいるかもしれません。
色は明る過ぎないネイビーまで、ストライプやチェックはグレーや黒などでさりげないもの。
このくらいの範囲であれば、わざわざ無地のものを用意しなくても問題ないでしょう。
色付きのシャツはセーフ?
シャツも受験生の9割方は白でしょう。
すが、他の色としては、水色の無地であれば悪い印象は無いと思います。
チェックのものなどはカジュアルすぎて、悪い印象を持つ面接官がいる可能性があります。
その境目はどこなのかというと、役所で実際に着ている人がいるかどうかのラインです。
今回は、面接という目上の人と会うオフィシャルな場。
県庁でいえば議員と会うような状況で着てもいい服か、という線引きだと思います。
県庁では議員と接するヒアリングなどの場でも、クールビズで対応するシーンが多くなっています。
そういった場では色付きのシャツでも問題ありません。だいぶ時代が進んできましたね…
シャツで重要なのは色よりも形かもしれません。
よく、夏も冬と同じワイシャツを着て、ネクタイを外しているだけの人がいると思います。
それはぜひ避けていただきたいと思います。
気にしていただきたいのは襟の形。
ボタンダウンやホリゾンタルカラーなど、ネクタイを締めなくても形になるものを選ぶことが重要です。
印象に残ることの大切さ
面接では印象に残ることも大事です。
服装で良い印象を残せるのであれば、利用しない手はないでしょう。
例えば、水色のシャツは涼しげで爽やかなイメージがあると思います。
体育会系のやる気と元気で押したいのであれば、あえて筋肉を強調するタイトなシャツを選んでもいいかもしれません。
自分のキャラクターと合った服装という面でも、一度考えてみると面白いのではないかと思います。
公務員試験でそこまで考えてくる人はなかなかいないので、一歩出し抜けるかもしれません。
服装という面では「悪い評価がされないように…」という視点が多かったと思います。
ぜひ自分をよりよく見せる服装についても、目を向けてみてください!