こんにちは。
公務員に転職する、就職するにあたって気になるのはやはりお給料ですよね。
とはいえ「調べたら初任給は出てきたけど、これしかもらえないの?」なんて思っている人がいても無理はありません。
しかし実際は基本給以外に様々な手当があり、実際の手取り額はイメージと違ったりします。
そこで今回は、基本給以外にもらえる手当について代表的なものをご紹介したいと思います。
都会の方が給料が高い?「地域手当」
公務員は民間の水準をもとに給与が決められます。
しかし、例えば同じ東京の公務員でも銀座を所管する区役所職員もいれば、奥多摩を担当する職員もいますよね。
物価の高い都心の方が生活にお金が必要。
だから給与少し多めにしとくね。
そんなイメージでいいかと思います。
初任給が18万とか、公務員の募集を見ると少し安く感じますよね?
地域手当は基本給の額に地域ごとに決まった割合を掛けた金額が支給されます。
10パーセントの地域手当が付く場所なら、単純計算で1万8千円の手当がもらえることになりますね。
詳しく調べないと情報としてここまで出てきませんから、このあたりも計算してみるとより正確な給料のイメージができるはずです。
大手よりは安いか「住宅手当」
賃貸住宅を借りている場合にもらえるのが住宅手当。
家賃補助とも呼びますね。
僕の場合、月に28,000円もらうことが出来ています。
基本的にはどこも上限は同じ額だと思います。
一人暮らしで家賃60,000円ならば、実際の負担は32,000円で済みますから、都市のベッドタウンで独り身であれば十分な金額でしょう。
待遇のいい企業であれば、借り上げ社宅として負担額10,000円程度で入居できるケースも聞きますから、公務員の待遇が特段いいとは言えないかもしれません。
僕が以前いた企業では、都心から離れる赴任だと家賃の8割が支給されていました。
公務員ももうちょい出ないかなぁ(贅沢)
ちなみにこの手当、持ち家を買った場合には支給されません。
当然と言えば当然ですが、28,000円収入が減った状態でローンを払うことを考えると、ずっと賃貸でもいいかななんて思ってしまいます。
それだけでもらえる?「税務手当」
公務員独特の手当の代表格がこれでしょう。
県税事務所などで税金に関わる仕事をしているともらえる手当が税務手当です。
たとえば税金の滞納者からの徴収を担当する人の場合、月に15,000円程度の手当がもらえます。
普通の銀行などで
「債権回収の担当だから給料上乗せね」
なんてことはないでしょう。
こういった仕事内容によって手当がつくところが公務員の特色です。
たしかに、給与がガチガチに決められている中、福祉から土木まで幅広い業務をする組織ですから、多少どこかで差をつける部分はあってもいいかもしれません。
ただ、こういった手当は公務員を叩く方々に目をつけられたら、無くなってしまいそうな気がしています。
貰えている今が華ですね。
こんな手当も「用地交渉手当」
これも珍しい手当でしょう。
用地交渉とは土地の買収、「立ち退き」という言葉がわかりやすいでしょうか。
補償金を提示して、公共事業のための土地を買収する仕事です。
この交渉を行った日には、僕の職場では500円程の手当が貰えます。
当然、交渉するのが仕事の部署ですから、月に20日交渉の日があれば万単位の月収増です。
こういった毎日の手当の積み重ねも高給とはいえない公務員の嬉しい部分なのです。
その他にも、土木作業手当のようなものや、最近では感染症対策業務をした場合の手当など様々なものがあります。
公務員の手当はやはり悪くない!
結論として、公務員の手当は悪くない、といったところでしょう。
大手民間企業の方が給与が高く、借り上げで良い家に住めたりと、優れた部分も多いです。
しかし、子供がいて、家は賃貸、税金の仕事をしていて、、、と条件が重なると毎月10万円近い手当をもらうケースも珍しくはありません。
基本給だけでは測れない実際の収入がありますので、ホームページなどで見るだけでなく実際の声を聴いてみると思ったよりも収入が多いかもしれませんね。
こういった手当も都道府県のホームページなどで公表していますので、一度見てみるといいでしょう。