公務員試験を受けるにあたって、皆さん筆記の勉強は取り組むことと思います。
筆記試験は答えが一つですが、面接には決まった正解がありません。
その中でも自己PRと言われるものは、
「自分は語れるような経験がないし…」
なんて思う方も多いはず。
今回は、公務員試験での自己PRについて、おすすめのエピソードも交えながらお伝えしたいと思います。
体育会系の人は迷わず部活ネタを
運動部に所属していた人は、そのエピソードを使いましょう。
役所では仕事が大変な割に給料が安いといま問題にもなっています。
SNSなどでも、霞が関で働く人の鬱々としたコメントがたくさん見られます。
僕の県庁でも退職する若手やメンタルを病んでしまい休職する人がたくさんおり、職場環境の改善が課題になっています。
環境に問題があるのは前提として、働く人材も心身ともに強いに越したことはないです。
部下が辞めてしまった経験のある面接官がいたら、辞めてしまいそうかどうかを評価の尺度として持っているはずです。
体育会の部活で頑張ったエピソードとともに
「頑張ります!」
と爽やかに言われたら「この子は辞めなそうだな」という良いイメージを持ってもらえるはずです。
アルバイトでの経験でも大丈夫!
アルバイトの話ではエピソードとして弱いかな…
と思う人もいると思いますが、十分です。
県庁や市役所などの公務員の仕事は、自治体のなかの企業やそこで働いている人を相手にするものです。
居酒屋なども衛生面や、税金など、必ず役所に関わる部分があります。
その現場を知っていることはとても大切なことです。
話すエピソードとしては職場のルールをつくったり変えたりしたものがあるとすごく良いと思います。
「効率が悪かったものを効率よく変えた」
「お客さんの意見を取り入れた」
面倒くさい掃除を楽にした方法でもいいです。
何かしら効率よく出来るようになったことがあると思います。
「お役所仕事」という言葉があるように、役所では仕事の効率が悪いことが多いです。
そういったことを変えようと、いまテレワークなど様々な面で努力しています。
「アルバイト先の仕事を効率化したように、役所の内部も含めて改善していきたい」
という展望まで語れると、リアルな経験から仕事のイメージまで繋がっていてとても好印象です。
地域でのボランティアは公務員試験に最適!
近隣の地域でのアルバイトは、県庁や市役所の面接で非常に好印象です。
これは民間企業とは違う、公務員特有のものかもしれません。
役所は、高齢者が増える中、地域で助け合いながら生活する社会を目指して様々な施策をうっています。
近隣でのボランティアは公務員の仕事に直結しているのです。
僕の県庁ではボランティア休暇があったりと、地域活動に参加することを推奨されています。
子どもと遊ぶNPOや、ごみ拾いを定期的に行っている場所など、一度経験すると一つの話題になり損はないと思います。
東南アジアで学校をつくるような大規模なボランティアよりも、地域に根差した活動のほうが個人的には好印象です。
評価は内容ではなく筋道を立てて話せるかどうか
それでも話せるようなことがない…という人も大丈夫。
面接はこれまでの功績を評価する場ではありません。
大学の研究や、コンビニの品出し、なんでもいいのです。
僕の知り合いでは、アルバイトのトイレ掃除を頑張ったエピソードで乗り切った人もいます。
これをこう頑張った。
こう考えたからだ。
とはっきり語れること。
それに対して追加でされた質問にスッと答えられれば、高評価です。
無理にすごい功績をつくる必要はありません。
小さくても自分が頑張ったことを堂々としゃべること。
そこで取った行動に明確な理由をつけることにまずは取り組んでみましょう。
面接対策として、まず考えるのは志望動機ですね。
次の記事で志望動機の具体例を紹介していますので、ぜひご覧ください。
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