公務員に就職するには、筆記試験や集団討論、面接など様々な試験を受ける必要があります。
「クールビズでお越しください」
と言われても信じていいのか・・・
周りはどんな服装で来るんだろう・・・
そんな不安を抱く方も多いと思います。
今回は筆記試験の監督員の経験や、自分が受けた面接の例をもとに、服装の悩みを解決できたらと思います。
筆記試験の服装
まず最初の試験が筆記試験です。
「筆記とはいえ、スーツ着ないといけないのか?」
「もしかして服装や態度を評価されてる?」
と考えるところはあると思います。
まず、服装についてですが、
スーツである必要はありません。
私服で全く問題ありません。
試験監督をした時は、スーツの人もそれなりにいますが、私服の人もたくさんいました。
5月以降になるとジャケットまで着て外を歩くのは地獄。
試験会場に着くころにはシャツが汗でピッタリしてしまいますね。
そんな状態で試験を受けては取れる点も取れなくなります。
あまり考えすぎずに温度管理のしやすい普段着で行きましょう。
ただし、タンクトップに短パンなどで行けば、否応にも目立ちます。
「強気なヤツがいたな」
と職員で話題になってしまうかもしれません。
短パンやミニスカートなどの服装を避ければ、襟のない服装でも決して問題ありません。
面接や集団討論の服装
筆記試験では服装には気を遣いすぎなくていいですが、面接や集団討論はどうでしょう。
結論から言うと、スーツで行くべきです。
ただし、「クールビズで」という連絡があったら、その言葉どおりノージャケット・ノーネクタイにしましょう。
県庁の面接はおおむね夏に行われますので、
ワイシャツ(ブラウス)+スラックス(女性ならパンツorスカート)で行きましょう。
シャツの袖の長さはどちらでもいいです。
個人的には、長袖を移動時にまくって、面接時に伸ばすとしわが出来てみっともないと思います。
汗ばむような暑さなら、半袖を準備しましょう。
シャツの色は9割以上が白です。
水色などでも問題ないですが、若干浮くのは確かですね。
男性はシャツの襟に注意してほしいです。
ボタンダウンのものか、ホリゾンタルカラーのものを選んでください。
そうではない普通のレギュラーカラーはネクタイを締めて初めてキマるデザイン。
第一ボタンをはずすとだらしない印象になるので要注意です。
服装で評価は変わるのか?
まず、筆記試験では服装を少しも評価しません。
試験監督は人事とは無関係の若手職員が駆り出されており、決まった通りに問題を配布したりしているだけ。
たまに会場内をうろうろ見回っているのは、座っていると眠ってしまいそうだからです。
安心して臨みましょう。
面接や集団討論などでは、服装も大事になってきます。
とはいえ「服装80点!」などと直接的な評価をするわけではありません。
清潔感、爽やかさなど、印象面の評価に間接的に繋がってきます。
ぼくは面接の印象を「爽やかなスポーツマン」にしようとしていました。
シャツは半袖でタイト目なもの。
面接に向けて腕立て伏せと懸垂をやって、少し日焼けしておきました。
自分のキャラクターと照らし合わせて、服装を武器として使うのもいいかもしれませんね。
スラックスも黒や濃紺ではなく、少し明るめのネイビーは好印象だと思います。印象が明るくなります。
県庁職員の普段の服装
面接官は普段は県庁で働く職員です。
いつも見ている同僚の服装が、面接時の服装のチェックにも影響してきます。
ぼくの職場の男性であれば、夏はだいたいがワイシャツにスラックス。
白いシャツ、黒いスラックスの人がすごく多いです(あれは何故なんだろう)
本当なら色柄もののシャツもOK。チノパンも可です。
面接だと少し崩しすぎかもしれませんね。
女性はかなり自由度が高いです。
ワンピースでもいいし、オフィスカジュアルとしか言いようがないですね。
あえて日々スーツを着ている女性もいますし、幅広いです。
時期による服装の違い(クールビズは何月?)
面接の時期は夏が中心なので、迷わずクールビズかと思います。
ひとつの基準として、県庁の職員は5月~10月をクールビズの期間としています。
この期間にあるイベントなどはノーネクタイで構わないと考えていいでしょう。
インターンや説明会ならこの時期にあると思います。
10月などに県庁へ行くと職員はネクタイをしていませんので、ノーネクタイでも決して浮くこともないはずです。
試験の際は服装はもちろん大事ですが、真っ黒スーツにネクタイぴっちりが全てではありません。
相手に好印象を与えつつ、快適に過ごせる服装を考えていきたいですね!