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県庁に転職して後悔したこと!経験者目線で語ります

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県庁に転職して後悔したこと!経験者目線で語ります

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僕は民間企業に2年勤めて、県庁に転職をしました。

全国転勤をなくすことが大きな理由だったので、その点では満足しています。

土日にやりたかったことも出来ているのでハッピーです。

ただそんな中でも後悔している部分、不満はもちろんあります

今回はそんな公務員に転職して後悔していることをお伝えしたいと思います。

 

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仕事をしながらの少ない時間で効率よく学習できるコンテンツです。

 

「公務員が高給取り」は大昔!給料が安い

ある程度年齢が上になると

「公務員は高給取り」

というイメージを持った方がいらっしゃいますが、それは今や間違いです。

公務員になれる程度の頭の良さがあれば、民間に行けばさらに良い給与がもらえると思っています。

県庁と並ぶ民間というと、地方銀行が一番就職する難度としては近いでしょうか。

その地方銀行で、私の友人は20代で年収600万ほどはもらっていますが、県庁では500万円程度でしょう。
残業を鬼神のようにやれば別かもしれませんが。

同じ学力だった大学、高校の友人と給料を比較して

「民間で転勤の少ない企業を探してもよかった」

と少なからず思ったところです。

収入よりプライベートと思いつつも、やはり気になってしまいます。

▼実際の僕の給料やボーナスの額はこちらでも載せています
参考:県庁職員に転職した僕の実際の年収・ボーナスの額

 

 

未だ紙社会!決裁の面倒くささ

この「決裁のシステム」が公務員の日々をとても面倒くさくしています。

とにかくやたらと「この案件は誰が決裁をするか」を気にするのです。

僕が民間企業にいた時は、

自分の考えで仕事を進めながら、口頭で上司に相談したり許可をとる形でした。

・100万円以上の支出はシステム上で決裁

・通常業務の意思決定は口頭で上司へ

くらいのものです。

 

県庁に入って驚いたのが、仕事を進めるには必ず誰かのハンコをもらわなければならないことです。

・支払いは1円でも上司の決裁

・システムの画面を印刷して紙に押印

・平時の意思決定も文書を作りハンコをもらう

これからやることを紙に起こし、ハンコを押す欄をつくる。

そして、「~~してよいか伺う」的なコメントを書いて、上司に順番にハンコをもらっていく作業が毎日のように発生します

こんな非効率なシステムがなぜまだ続いているのか疑問でなりません。

税金を使って仕事をする以上、慎重になることは重要です。
しかし、公務員の給料もまた税金ですから、業務を効率化することにさらに目を向けてもいいんじゃないかなと思います。

いち職員としてはめんどくさくてイライラする、自由に仕事させてくれ、と感じるストレス要因です。

 

 

議員は神様?気を遣う先が民間より一つ多い

これは役所あるあるだと思います。

住民の代表である議員が、県庁の仕事を見張ることはわかります。

しかし、神であるかのような傲慢な議員、「先生、先生」と過剰に崇める職員異様な宗教的様相を眺めることになります。

これはショッキングです。

大株主に対応する企業ってこんな感じなのでしょうか。

住民のために、限られた予算の使い道を考えても、議員が要望を出してきた途端に職場は大騒ぎ

議員の対応のために多大な残業をすることもしばしばです。

最近どこかの議会で「行政の職員が議員の質問原稿を書いていた」というあほらしい事件がありましたが、そういった議員様によって仕事を増やされるのが役所なのです。

もちろん住民の代表として、より良い地域をつくろうと尽力されている議員が大部分ではあるので、その点は申し添えます。

 

まるでロボット。仕事に「ゲーム性」がない!

これは営業や数値目標のある職場から転職する人は感じるところだと思います。

役所の仕事はまず、前年度に予算の使い道が議決されてからスタートします。

4月からの1年間で、決められたとおりに予算を使うことが職員の仕事になるわけです。

この翌年度の予算立てをする職員には、少なからず裁量があります。

しかし、実際に事業を手掛ける人はそれがありません。

予定以上に事業を進めては、褒められるどころか財源がないのにどうするんだと問題になってしまいます。

売上にプレッシャーを受けるのが嫌だったはずが、その目標がなくなるのはなかなかストレスになるものだと転職してから気づきました。

これに転職前に気づけなかったことは少し後悔ですね。

 

どんな人が後悔しやすい?

僕自身がそうでしたが、やはり自由度の高い会社から転職した人は後悔するタイミングが必ずあると思います。

仕事の面白みもそうですが、同僚や上司の性格的にも堅く、雰囲気がどうしても暗い職場になるので、仕事が憂鬱に感じてしまうことが多々あります。

また、それに合わせて給料が公務員になって下がることで後悔することが考えられます。

給料が下がることは承知の上で安定を選択したはずですが、仕事の面白くなさと合わさることで

「自分はなぜこんなところに来てしまったんだろう」

と転職してある程度経った僕でも思うことがあります。

営業などで給料は人並み以上にあるが、転勤や残業のない仕事に就きたい!という人が公務員になるパターンが、個人的に最も気を付けてほしいものです。

このようにつまらなさ、そしてその上に手続きの面倒くささ給料の低さなどが重なってくると、行き場のないストレスが生まれます。

そのストレスを、公務員のメリットである土日休みで解消できるよう、ウェイトはプライベートに置きながら暮らすこと。

公務員への転職を考えた最初の動機を思い出して、ワークよりライフで生きられれば、公務員も悪くないと思えています。

公務員になってみるとこんな後悔もあるんだな、と一歩立ち止まって考えるきっかけにしてもらえたら幸いです。

 

 

公務員になるためには当然試験があります。

面接の対策として、まず考えるのは志望動機ですね。

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こちらもぜひ読んで安心して受験してほしいと思います。

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  • この記事を書いた人

かもしま

◇現役の県庁職員
◇公務員の前は民間企業(不動産)勤務
◇県庁採用試験は1ケタ順位合格
◇1児の父として子育てに奮闘中!

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