公務員試験といえば筆記試験のイメージが強いですが、面接もとても重要です。
実際、僕は筆記試験の順位から面接試験を経て100位以上順位が上がりました。
何を聞かれるのか、転職の場合は新卒とは違う内容なのか、気になることは多いと思います。
今回は民間から県庁へ転職した僕の場合の公務員面接体験をお伝えしたいと思います。
目次
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経験者枠じゃなければ新卒と同じ面接
僕の場合は民間企業に2年だけ勤めてからの転職だったので、基本的には新卒と同じ試験を受けました。
面接も新卒の大学生と同じ会場、同じ試験官で行われます。
僕の場合、大きな会場に何個かブースがあって同時に面接をしていました。
なので、他の人の様子もちらっと見えましたが特に人によって内容を大きく変えている様子はなかったですね。
多少なり民間企業で働いた経験のある人なら、大学生と比べて圧倒的に有利だと感じました。
合格後も新卒と既卒に境目はうすく、同期としてひとくくりで研修などを行います。
同じラインで比較される面接試験は、転職組にとっては確変状態、ジャックポット的な得点稼ぎチャンスとみなしてOKでしょう。
第一面接 V.S.若い職員
一つ目の面接は若い職員2人とのものでした。
今思えば人事の担当者だったのかなと思います。
質問項目はこんな感じでした。
質問
・なぜ民間を辞めて県庁へ?
・大変だったことは?
・県庁も苦情の対応などがあるが大丈夫?
特段固定された質問は無いように感じました。
時には談笑しながらの和やかなもので、印象やハキハキ話せるかといった通常のコミュニケーション能力を持っているかを見ている様子です。
同日にたくさんの受験生の相手をしているため、テンプレのような回答には飽き飽きしていることと思います。
時にユーモアを交えつつ会話を楽しみたいところですね。
第二面接 V.S.ちょい偉い職員
2つ目は4人の面接官。
うち一人は明らかに少し偉いであろう年配の方でした(50代くらい)
この回で僕が聞かれた質問はこんな感じです。
質問
・志望動機
・なぜ公務員のなかでもこの県を選んだか
・これまで最も力を入れたこと
このあたりが主で、話した内容についてちょくちょく更に聞き込むかたちでした。
いかにもテンプレな質問。
中身というよりは、しっかり理論立てて話せる、1つ目よりも考え方・話し方がしっかりしているかを見ているように感じます。
やはり年配の面接官の場合は、礼儀の部分に注意をしたほうがいいです。
実際に県庁に入って思うのは、上の人へのペコペコ具合が民間企業の比ではないこと。
ハキハキとすでに部下になった気持ちで対応できたら満点だと思います。
面接官も普段は普通の職員に過ぎない
県庁の面接には社長面接や役員面接はありません。
面接をするのは、普段上司や部下がいるいわゆる普通の職員です。
「おれ明日面接官なんで、仕事抜けます」
的な感じで面接をしに来るわけです。
常に採用のことを考えている人なら別ですが、こういった即席面接官の評価は見た目の印象とスムースに話せるか、程度で決まります。
とにかくハキハキと、できればニコニコ喋ることが高評価につながる最短ルートなのです。
「普通の会話」を心がける!
面接後の試験官からよく聞く言葉。
「途中で飽きてしまう」
最近は予備校に通って、面接講座を受けてくる受験生が多いそう。
しかしこれは逆効果になりかねません。
普段の会話で
「昨日何食べた?」
「はい、私は牛肉が好きなので、昨晩はステーキを食べました。最近は栄養不足が気になっており、サラダを注文して先に食べることで脂肪の吸収を抑え、健康維持に努めております。このように私は先を見通してプランを立てることができる人間です。」
なんて会話をしたら、翌日から二度と口をきいてもらえない可能性がありますよね。
何を食べたか聞かれたら、肉を食べたと答えればいいのです。
現に僕は志望動機を聞かれ、
「全国転勤がないからです」
の一言で答えました。
面接官も質問が仕事。より深く聞かないわけにはいかないので、必ず続きを聞いてきます。
そうしたらほかの理由や、やりたいことは答えていけばいいのです。
聞かれたことに端的に答える。
これができない人は非常に多いので、簡単にポイントアップできるチャンスです。
ふつうのおじさんおばさんと楽しく世間話をする。そういう気持ちで臨むだけで公務員の面接は楽勝のゲームに早変わりするのです。
みなさんいい意味で頑張らないことをおすすめします。
模擬面接を受けない人はこの本だけ読む!
模擬面接を受けない人は、「9割受かる」の本だけ読んでおきましょう。
飛び道具的な裏ワザがあるわけではありませんが、この本の内容をきっちり実践できれば合格はかなり近いと思います。
面接の座席配置の例などが載っていることなど、「あ、それ知りたかった」という内容が多くあり、とても役に立ちます。
まずはこの本をひと通り読んで、不安があれば模擬面接を考えてみるのもいいでしょう。